悪い姿勢は、筋トレで改善が可能です。私たち日本人は比較的“平たい体型”が多いと言われています。そのような体型なのは、背中やお尻など、後背部の筋肉が少ないことが原因。そのため前屈みの姿勢になりやすいとも言われてもいます。
つまり日本人は『猫背になりやすい体型』と言えるのです。猫背の人はなんとなくネガティブなイメージを持たれがちで、見た目で損をしてしまうこともあるでしょう。見た目だけではなく、実際に体に悪影響も及ぼします。
筋トレで正しい姿勢を手に入れ、美しい姿勢をキープして健康的に過ごしたいですね!
姿勢は内臓にも影響する
日本人が“後背部の筋肉が少ない”のは、農耕民族だったことがルーツだという説があります。一方で狩猟民族だった欧米人は、弓矢を引いたりするため背面の筋肉が発達したというのが通説になっています。これはあくまで推測ですが、どちらにせよ日本人が『猫背』の姿勢にならないよう気をつけなければならないのは事実です。
猫背というのは、背中と肩を長時間丸めながら過ごしている状態。背骨へのストレスが必要以上に掛かり、体幹・胸・背中の筋肉などの可動域が狭くなる恐れがあります。
さらには胸郭が狭くなり、肺や気管支などの呼吸器、胃などのみぞおち付近の臓器が圧迫されるでしょう。また膀胱や子宮などの下腹部付近にも、負担が掛かることが予想されます。内臓付近の違和感や痛みは猫背が原因だったということも、医療の現場ではよくある事例です。
猫背というのは、背中と肩を長時間丸めながら過ごしている状態。背骨へのストレスが必要以上に掛かり、体幹・胸・背中の筋肉などの可動域が狭くなる恐れがあります。
さらには胸郭が狭くなり、肺や気管支などの呼吸器、胃などのみぞおち付近の臓器が圧迫されるでしょう。また膀胱や子宮などの下腹部付近にも、負担が掛かることが予想されます。内臓付近の違和感や痛みは猫背が原因だったということも、医療の現場ではよくある事例です。
姿勢改善に役立つ筋トレ5種
『体幹』とは、腕・脚以外の体の中心部のこと。木が幹によって枝を支えているように、人間の体も体幹によって姿勢が保たれていると考えるとわかりやすいでしょう。背骨に付随する腹筋・背筋・肩甲骨・骨盤周辺の筋肉は、すべて体幹として考えられています。
体幹が強いとカラダの軸がブレにくくなります。そのため体幹を鍛えることは、姿勢改善につながるのです。体幹トレーニングは体の深層部にあるインナーマッスルを鍛えるトレーニングのことでもあり、健康維持のためにも非常に注目されています。
『背筋』とは、背中にある筋肉のこと。良い姿勢を維持するには、背筋がしなやかに伸びていることが必須条件です。それには背中の筋肉が重要な役割を担っているのですが、この筋肉が弱いと姿勢が崩れてきてしまいます。 背中の筋肉を鍛えれば、しなやかでキレイな姿勢を維持しやすくなるでしょう。
悪い姿勢になるのを防ぐには、『体幹』と『背筋』を鍛えるトレーニングが効果的です。姿勢改善に役立つ以下のトレーニングを、ぜひ実践してみてください。
体幹が強いとカラダの軸がブレにくくなります。そのため体幹を鍛えることは、姿勢改善につながるのです。体幹トレーニングは体の深層部にあるインナーマッスルを鍛えるトレーニングのことでもあり、健康維持のためにも非常に注目されています。
『背筋』とは、背中にある筋肉のこと。良い姿勢を維持するには、背筋がしなやかに伸びていることが必須条件です。それには背中の筋肉が重要な役割を担っているのですが、この筋肉が弱いと姿勢が崩れてきてしまいます。 背中の筋肉を鍛えれば、しなやかでキレイな姿勢を維持しやすくなるでしょう。
悪い姿勢になるのを防ぐには、『体幹』と『背筋』を鍛えるトレーニングが効果的です。姿勢改善に役立つ以下のトレーニングを、ぜひ実践してみてください。
【1種目】ブレーシング
・マットに仰向けになり、その状態で鼻から深く息を吸う
・骨盤の底に空気をためるイメージで、お腹、脇腹、腰をふくらませる
・ふくらんだ状態をキープして、口から息を吐く
・30秒間キープする
体幹トレーニングで重要なのが呼吸法。ドローインのようにお腹を凹ます呼吸法とは真逆の呼吸法です。ウェイトトレーニングを行うさいにも使用する呼吸法です。
・骨盤の底に空気をためるイメージで、お腹、脇腹、腰をふくらませる
・ふくらんだ状態をキープして、口から息を吐く
・30秒間キープする
体幹トレーニングで重要なのが呼吸法。ドローインのようにお腹を凹ます呼吸法とは真逆の呼吸法です。ウェイトトレーニングを行うさいにも使用する呼吸法です。
【2種目】前腕プランク
・肘が肩の真下にくるように、左右の前腕を地面につく
・頭からつま先まで身体が一直線になるよう、体幹を意識して両足を伸ばす
・姿勢を維持したまま30秒間キープ
これは体幹を強くし、腰の位置を安定させるためのトレーニングです。
・頭からつま先まで身体が一直線になるよう、体幹を意識して両足を伸ばす
・姿勢を維持したまま30秒間キープ
これは体幹を強くし、腰の位置を安定させるためのトレーニングです。
【3種目】バードドッグ
・肩の下に手をつき、股関節の下に膝をつくように四つん這いの姿勢になる
・鼻から息を吸いながら右腕と左脚をまっすぐ伸ばす
・口から息を吐きながら右肘と左膝を体の中心で互いにひきつけ合う
・左右を入れ替えて交互に20回行う
この左右逆側を動かすトレーニングで、不均衡な姿勢を均衡に保つ狙いがあります。
・鼻から息を吸いながら右腕と左脚をまっすぐ伸ばす
・口から息を吐きながら右肘と左膝を体の中心で互いにひきつけ合う
・左右を入れ替えて交互に20回行う
この左右逆側を動かすトレーニングで、不均衡な姿勢を均衡に保つ狙いがあります。
【4種目】ヒップリフト
・足の裏を床につけ、膝を曲げて仰向けになる
・口から息を吐きながらお尻をキュッと締めて天井に突き上げる
・鼻から息を吸いながら元に戻る
・呼吸に合わせて20回繰り返す
臀部を鍛えるトレーニングなので、腰をニュートラルな位置に保つことができます。
・口から息を吐きながらお尻をキュッと締めて天井に突き上げる
・鼻から息を吸いながら元に戻る
・呼吸に合わせて20回繰り返す
臀部を鍛えるトレーニングなので、腰をニュートラルな位置に保つことができます。
【5種目】デッドバグ
・両腕を天井に向けて伸ばす
・両脚を胸に近付け直角にセットする
・鼻から息を吸いながら、対角の手脚を伸ばす
・口から息を吐きながら手脚をもどす
・左右交互に、10回を2~3セット行う
手足を動かす際、腹筋の力を抜かないよう注意。上下に引っ張られるのを感じ、息を吐きながら動かします。この時できるだけ遠くに手足を伸ばすイメージを持つと、より刺激を感じて効果が得られます。
・両脚を胸に近付け直角にセットする
・鼻から息を吸いながら、対角の手脚を伸ばす
・口から息を吐きながら手脚をもどす
・左右交互に、10回を2~3セット行う
手足を動かす際、腹筋の力を抜かないよう注意。上下に引っ張られるのを感じ、息を吐きながら動かします。この時できるだけ遠くに手足を伸ばすイメージを持つと、より刺激を感じて効果が得られます。
姿勢の良さは日々のトレーニングから
私たち現代人は、長時間スマホでSNSを視聴したり、パソコンを使って1日に何時間も仕事をすることが当たり前になっています。前かがみの姿勢であることが日常化していると言えるでしょう。
今回ご紹介したトレーニングを日々のルーティンとして行えば、猫背をはじめとした姿勢の悪さの改善が期待できます。悪い姿勢をトレーニングで克服することは、より健康的な生活への第一歩。ここで紹介した5つの筋トレに加え、コタロージムのホームページで紹介している「エクササイズ動画」もオススメします。
またトレーニングだけでなく、日頃から背筋を伸ばすよう実践することも大切です。例えばデスクワークのときの座り方や、スマホを操作するときの姿勢。寝るときの体勢にも注意できれば、より高い姿勢改善の効果が期待できるでしょう。
今回ご紹介したトレーニングを日々のルーティンとして行えば、猫背をはじめとした姿勢の悪さの改善が期待できます。悪い姿勢をトレーニングで克服することは、より健康的な生活への第一歩。ここで紹介した5つの筋トレに加え、コタロージムのホームページで紹介している「エクササイズ動画」もオススメします。
またトレーニングだけでなく、日頃から背筋を伸ばすよう実践することも大切です。例えばデスクワークのときの座り方や、スマホを操作するときの姿勢。寝るときの体勢にも注意できれば、より高い姿勢改善の効果が期待できるでしょう。