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呼吸が浅いのは姿勢の悪さが原因!姿勢の歪み3パターンと解決策

呼吸が浅くなる原因は、ストレスや自律神経の乱れというのはよく聞くことです。

いろいろな解決策をためしたけど効果がないと悩んでいる人は、「姿勢が歪んで息が吸えない」のかもしれません。

呼吸は、胸郭という骨格の容積が変化することでおこります。姿勢が歪んで胸郭の容積が変化しないと、呼吸ができないのも納得です。

姿勢の歪みパターンと解決策のエクササイズを紹介するので、自分にあった方法をみつけていきましょう。

呼吸が浅くなる原因

肺は胸郭に囲まれていて、胸郭の容積が変化することで呼吸がおこなわれます。
胸郭とは、胸椎、肋骨、胸骨からなります。底面には横隔膜があり、肋骨の間に外肋間筋と内肋間筋があります。吸気時は、外肋間筋が収縮して肋骨がもちあがり、横隔膜が収縮して引きさげられることで胸郭の容積が増大します。
胸郭の容積が増大すると胸郭内の圧力が低下するため、空気が肺に流れ込むしくみです。肺が空気で満たされると横隔膜と外肋間筋は収縮をやめて、肺の弾性で空気が押し出されることで呼気がおこります。

つまり、肋骨がもちあがり横隔膜が引きさがらないと呼吸はできないということになります。
単純に「筋肉がコリ固まっているからストレッチをしよう」だと、思ったような効果が得られません。肋骨と横隔膜が動けない原因を特定するためにも、姿勢の歪むパターンを理解する必要があります。

姿勢の歪み3パターン

姿勢が歪んでいると感じる人は、なにかしら取りくんでいるものです。いろいろ調べてやってみたけど効果を感じれないと、続けることが難しくなります。これだけやっても効果がでないと「わたしのカラダは生まれつきだから…」と諦めてしまうのもわかります。

でもそれは、自分の歪みパターンを理解せずに遠回りしているからだとしたら諦めるのは早いと思いませんか?
正しくアプローチをすれば変化を感じるのが早いかもしれません。これから紹介する歪みパターンを自分のカラダにあてはめて、解決策に取りくんでいきましょう。

道具を使わないエクササイズなので、自宅でカンタンに始められます!

1,いかり肩

いかり肩は聞いたことあるけど、自分がそうなのか分からない人もおおいです。
「首が短くてみっともない」とか「肩幅がひろくて洋服が似合わない…」と感じる人は、いかり肩の可能性がたかいです。

いかり肩とは、鎖骨と肩甲骨があがっていることをさします。理想的な鎖骨は水平であるのに対して、鎖骨の外側がうえにあがっている状態をいかり肩といいます。鎖骨を引きあげる筋肉は、胸鎖乳突筋と僧帽筋(上部線維)があります。胸鎖乳突筋は、胸骨と鎖骨から側頭骨の乳様突起に付着して首を曲げたり回旋させる働きをします。この動きは、鎖骨を基準に頭が動いた状態です。頭を基準にして、鎖骨がうえに引きあがるのも同じことになります。僧帽筋(上部線維)は、後頭骨から鎖骨と肩甲骨に付着して、それらを引きあげる働きをしています。

このことから、デスクワークなどで腕がまえにある状態で長時間過ごすと、胸鎖乳突筋と僧帽筋がコリ固まってしまうのです。
寒い時期に肩がすくんでしまうのもコリ固まる原因です。これは恒常性維持機能といって、外部環境の変化にかかわらず生体の内部環境を一定に保とうとする機能です。外気温がさがると、筋肉が収縮して身震いをします。筋活動によって生みだされた熱で体温をあげようとする働きがこれにあたります。

鎖骨と肩甲骨まわりの筋肉をゆるめていきます。鎖骨が埋もれるとデコルテラインの見栄えにも影響するので、しっかりとエクササイズをやっていきましょう!

仰向けバンザイ

【ポイント】
肋骨と骨盤の間に隙間をつくるイメージで遠くに伸ばす。息を吐いても力を抜かずに伸びつづけます。

【注意点】
床から腰がはなれ過ぎると腰が痛くなるので、反り過ぎないように注意します。

【手順】
①仰向けになり両腕と両脚を大きく伸ばす。
②手の指先は伸ばして、足首は曲げてかかとで押し伸ばす。
③深呼吸をしながら30秒伸ばす。

肩甲骨下制ストレッチ

【ポイント】
深呼吸をしながら脱力して、肩甲骨がさがっていくのを感じます。

【注意点】
ムリに伸ばすと首筋を痛めるのでゆっくりとおこないます。

【手順】
①腕をうしろにまわして肩甲骨を引きさげる。
②反対側に頭をたおしてしたを向く。
③深呼吸をしながら30秒伸ばす。

鎖骨下制ストレッチ

【ポイント】
鎖骨のしたには肋骨があります。肋骨に当たらないように、鎖骨から腕をまえにだします。

【注意点】
ムリに伸ばすと首筋を痛めるのでゆっくりとおこないます。

【手順】
①鎖骨から腕をまえにだす。
②反対の手でサポートしながら鎖骨を引きさげる。
③うえを向いたところから反対側に頭をたおす。
④深呼吸をしながら30秒伸ばす。

2,リブフレア

リブフレアとは、肋骨がひらいていることです。痩せているのに、肋骨がひらいていてウェストが太く見えるのはこのためです。
リブフレアに悩む女性もおおく、肋骨を締め付ける矯正をしても変化を感じられない人がほとんどです。生まれつきではなく姿勢の歪みが原因なので解決策があります!リブフレアの原因を知ったうえで解決策を試してくださいね。

リブフレアは、肋骨の後傾(うしろに倒れる)によってうしろ側の肋骨どうしが近づいて、まえ側の肋骨どうしが離れることでおこります。おおきく息を吸いながら上体を反らすと同じようになります。
つまり、胸をはって背筋を伸ばす姿勢が原因になります。一般的に、立ち姿勢でよいとされていますが本当にそうでしょうか?
胸をはって背筋を伸ばすと「脊柱起立筋」が緊張します。脊柱起立筋は、脊柱(背骨)を引きあげて起こす筋肉なので、緊張状態が続くと背骨どうしが近づいて動けなくなってしまいます。この姿勢が日常化すると、背骨のS字カーブがなくなり肩こりや腰痛の原因にもなります。

次に、呼吸が浅くなることとの関係性です。冒頭で、肋骨が引きあがり横隔膜がさがることで呼吸ができるとお話ししました。肋骨がコリ固まっているのは想像できると思いますが、一番の原因は、横隔膜がさがれないことです。
横隔膜は、肋骨の内側にありドーム状になっています。息を吸うときに横隔膜が収縮して水平に近づくことで、胸郭内の圧力変化がおこります。リブフレアのように肋骨がひらいた状態だと、横隔膜は常に水平に近いのでその役割をはたせません。

背中の緊張をゆるめて肋骨を引きしめていきましょう。

チャイルドポーズ

【ポイント】
みぞおちとおへそを背中のほうへ引きこんで、腰から首まで伸びを感じます。

【注意点】
腰が硬いと首から強くまるめようとします。首筋を痛めないように適度におこないます。

【手順】
①正座から手をまえに伸ばして伏せる。
②背中をまるめて伸びを感じる。
③深呼吸をしながら30秒伸ばす。

ツイストクランチ

【ポイント】
ひらいた肋骨を締めるように、反対の骨盤に向かって肋骨から縮めます。

【注意点】
上体を起こすとときに首からあげると首筋を痛めるので、腹筋から引きあげるように意識します。

【手順】
①仰向けになり両膝をたてる。
②息を吐きながら上体を起こして、手で肋骨を引きさげるサポートをする。
③息を吸いながらゆっくりと上体をもどす。
④片側10回づつ呼吸にあわせておこなう。

3,反り腰

腰椎は、前弯といって前方に傾き反っていますが、適切な範囲をこえて反った状態を「反り腰」といいます。
女性を悩ます姿勢の歪みとして知られていますが、想像以上にやっかいな問題です。今回の内容で反り腰を最後にしたのにも理由があります。

それは、反り腰がいかり肩とリブフレアの原因だからです。「脂肪が落ちたのに下腹はぽっこりしたまま…」と悩んでいる人は必見です。

反り腰になる原因は、仙腸関節が動いていないからです。仙腸関節は、仙骨と腸骨からなる関節です。仙骨は背骨の一番したにあり、前傾といって前方に傾いています。背骨の出発点である仙骨が前傾しているから、そのうえにある背骨がS字カーブをつくることができます。
しかし、骨盤がうしろに傾いたままデスクワークをしていると、仙骨もうしろに傾いた状態でコリ固まってしまいます。仙骨の前傾がなくなり垂直になると、うえにある背骨も垂直になるのでS字カーブが失われます。
S字カーブが失われると、胸をはって背筋を伸ばして背骨にカーブをつくろうとします。その結果、腰椎を過剰に反らせてしまいます。

仙腸関節の動きをスムーズにして、S字カーブをつくりやすい環境にしていきます。いかり肩とリブフレアで紹介したエクササイズのまえに、これから紹介するエクササイズをやると効果倍増です!

体側伸ばし

【ポイント】
手足を遠くに伸ばして、息を吐いても伸びたままキープします。

【注意点】
肋骨と骨盤のふちに伸びを感じられない場合は、手足の末端だけで伸ばしています。カラダの中心から肋骨と骨盤を離すイメージで伸ばします。

【手順】
①横向きになり膝をまげて腕枕をする。
②手足を伸ばしてセットする。
③息を吐きながら肘と膝をタッチする。
④息を吸いながら手足を遠くに伸ばして、骨盤をうしろに引いて肋骨は床の方へねじる。
⑤片側10回づつ呼吸にあわせておこなう。

スパイダー

【ポイント】
仙腸関節に体重をのせて、できるだけ脚をまえにだして骨盤を後傾にする。骨盤の後傾をキープしたまま、仙骨から背骨を引きあげます。

【注意点】
ムリに腰を落とすとうしろ脚の股間節が伸びすぎて痛みがでるので、痛みがでない程度でとめます。

【手順】
①四つ這いになり、手のすぐよこに足をおく。
②うしろの膝を引いて仙腸関節に体重をのせる。背筋は伸ばす。
③まえにだした脚の親指を床から離すように股関節をひらく。
④片側10秒伸づつ伸ばす。

花輪のポーズ

【ポイント】
お尻をしっかりとさげて、仙骨から背骨を引きあげる。お尻と床の隙間を一定にたもって、お尻があがらないようにします。

【注意点】
背筋が攣りそうになるくらい背骨を引きあげますが、疲れたらインターバルをいれながらおこないます。

【手順】
①踵をつけたまましゃがみ込み、つま先と膝を外に向けて股関節をひらく。
②合掌して肘を内腿にあてる。
③鼻から息を吸いながら、みぞおちをあげるイメージで背骨を引きあげる。肘で内腿をおして股関節をひらく。
④息を吐きながら脱力してもどる。
⑤呼吸にあわせて10回おこなう。

自分の身体を理解することが大事

自分の姿勢がどの歪みパターンかわかりましたか?
呼吸が浅いと感じる人でも、原因がちがうと対処法も違うと理解できましたね。姿勢の歪み方は、その人の生活習慣をあらわしています。とくにデスクワークで長時間の座り姿勢がつづくと、骨盤の向きで歪みやすい人とそうでない人の差がおおきくなります。
ガンバってエクササイズに取りくむのも大事ですが、日常の座りかたから見直せると効果を感じやすくなりますよ。日常の悪い習慣がカラダをコリ固める原因となって、痩せにくい体質になっているかもしれません。「食事管理と運動をやってるのに痩せられない…」と感じる人は、カラダの柔軟性が低下して基礎代謝もさがっていると思われます。詳しく書いたブログもあるのでチェックしてくださいね!

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