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炭水化物を食べると痩せる?美しく痩せるためのダイエットのコツ

炭水化物を食べると痩せる?美しく痩せるダイエットのコツとは。一般的に炭水化物はダイエットの天敵と考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、美しく、健康的に痩せるためには、ご飯などの炭水化物をむしろ積極的に摂取した方が良いと考えられています。今回は、炭水化物を正しく摂取して健康的に痩せることができる、『炭水化物摂取ダイエット』について解説していきたいと思います。

炭水化物をやめても1ヶ月で10kg減らすことは不可能

カラダに負担をかけることなく正しく健康的に痩せるためには、「体脂肪」を減らしていくことが重要です。体脂肪が増えることで、肥満になり病気になりやすくなります。
世の中には「1ヶ月で10kg痩せる〇〇ダイエット」という方法がたくさん紹介されています。
しかし、これは不可能です。理由は計算で証明できるので見てみましょう。

体脂肪1kgは、約7000kcalのエネルギーです。
その体脂肪を10kg減少させるには、10kg×7000=70000kcalをたった1ヶ月で消費する計算に。女性を例にあげてみると普段食事で1日1,800kcalを摂っている人であれば、一切食事をしないという条件で、70,000 kcal÷1,800 kcal≒40、つまり70000kcalを消費するには約40日になります。
人は、1ヶ月も絶食して生活することは不可能。ですので、たった1ヶ月で体脂肪が10kg減ることはあり得ないことになります。

「1ヶ月で10kg痩せる〇〇ダイエット」のようなものの多くは、体脂肪を減らすのではなく、体重を減らすことに注目したものです。一時的ではなく末永く健康でいられるダイエットには、食事をバランスよく摂取することが基本。
単品しかとらないダイエットや、炭水化物・脂質の摂取制限を行うダイエットは決して健康的とは言えません。
そのような方法で大幅な減量に成功したとしても、体脂肪の減少ではなく体内の水分の減少によって体重が減る一時的なダイエットです。
すぐにリバウンドにより体重が戻ってしまいますし、そのような無理なダイエットを繰り返し行うことで、健康を損なってしまう危険があります。

炭水化物が脂肪になることはない

体重が減る=体脂肪が減っているとは限らない

脂質・炭水化物・たんぱく質という三大栄養素の中で、炭水化物は通常であれば一番多く摂取されます。
脳は摂取したエネルギーのうちの2割を使って機能しますが、糖質由来のものしかエネルギーにならないという特徴があります。ですので人間は他の動物たちと違って脳が大きく発達しているため、糖質がどうしても必要になるのです。

日常生活の中で消費されなかった糖質は、体内では肝臓や骨格筋などに糖質エネルギーのグリコーゲンとして保管されます。このグリコーゲンは質量の約4倍にあたる水分と結びつく性質を持っているため、糖質を摂り過ぎた場合には一見体重が増え、太ってしまったのだという錯覚に繋がります。

しかし実際には、糖質が脂肪になり体脂肪が増加することはほぼありません。
実際に行われた実験では女性を対象に、1日に必要なカロリーを50%オーバーした食事を摂取してもらい、糖質が脂肪に変わる割合を調べました。
その結果360〜390gの炭水化物に対して、たった3〜8gの脂肪しか増えなかったという報告がされています。
逆に、食事の量を下げ食欲が満たされなかった場合は「飢え」の状態になります。その状態が続くことで、人のカラダは飢えによる生命の危機に備え、基礎代謝を下げ少量の食事でも生きていけるように整えます。

基礎代謝を下げても、心臓や脳の活動を減らすわけにはいきません。そこでカラダは、非常食として保管されていたグリコーゲンを使い、脳に栄養を送ろうとします。その際、質量の約4倍の水分が体外へ排出され、体重は減少し、ダイエットが成功しているかの状態になります。

ほぼ絶食状態の1日405Kcalしか摂取しない過酷なダイエットを行った実験では、「減った体重うち3~4kgは水」「体脂肪はほとんど消費されていない」という結果に。体重が減る=体脂肪が減っているわけではない場合があります。

飢え状態からのリバウンド

体重が減り、満足するとダイエットを止めますよね。再び食事を摂りはじめると、飢えたカラダはこの経験を生かし、次回の飢えに備えるエネルギーを確保しようとします。グリコーゲンの結合を優先し、お腹あごの下・二の腕などになかなか減らない脂肪を保管しようとします。
そしてあっという間に元の体重に…。これがリバウンドのメカニズムです。

間違ったダイエットは、リバウンドにより努力を水の泡にしてしまうだけでなく、次の飢え(ダイエット)に備えた隠れ肥満を生み、カラダに悪影響を起こしやすくなるのです。

炭水化物を正しく摂取することが大切

ご飯に含まれる様々な栄養

昔の日本人は、お米を主食・野菜や魚を副菜とするいわゆる和食が中心でした。
一方近年では肉などの脂の量が増えています。現在、増加傾向にある肥満の背景には、このような『高脂質化』の食事が関係しています。

女性やダイエット中の方は、外食の際に「ハーフライス」を注文することがあると思います。しかし、白米などの炭水化物は、脂質と比べると半分しかカロリーがありません。むしろご飯は腹持ちが良く、炭水化物だけではなく、ビタミンやミネラル類、たんぱく質、食物繊維など多くの栄養素を含んでいますし、決して肥満に繋がる食べ物ではないのです。

ご飯は太りやすい食べ物ではない

スイスの研究によると、ご飯を主食とする昔ながらの食事『高糖質食』と、現代に増えている食事『高脂質食』を比べると、『高脂質食』の方が肥満になりやすいと発表しています。
つまり、肥満の原因は炭水化物(ご飯)ではないと研究でわかっているのです。

人の脳を働かせる際、エネルギーとして利用できるのは糖質だけになっています。そのため、糖質の元である炭水化物をしっかりと摂取しないと、脳の視床下部にある満腹中枢が満たされず、摂食が抑制されません。
そのため、炭水化物を抜いた『高脂質食』ではいくら食べても脳にエネルギーが行かず、いつまで経っても満腹感が得られません。
その結果、常に小腹が空いている状態になり、結局食べ過ぎてしまうという結果に繋がってしまうのです。

炭水化物を食べながら骨格を整えるダイエット法

パンやパスタ、ラーメン等様々なものが日常生活に取り入れられるようになりました。現在の日本人は、お米を食べる量が年々減少しています。昭和40年代に比べると、お米の摂取量は約半分に。
つまり現代の日本人は、ご飯を食べる量が自然と減っていくことで、自ら“ダイエットを必要とするカラダに変えてしまっていたのです。
このことを考えると、現在失われつつある“ご飯中心の和食”は、体脂肪を減らして健康的に痩せる『正しいダイエット』に最も適しているといえるのです。

コタロージムでは、炭水化物を食べる食事法で指導を行っています。控えるべき食品はあっても、食べたらダメな食品はありません。いろいろな食品を満遍なく食べることが健康だと思っています。
何より大事なのが「消費できる体質」にすることです!!摂取ばかり注目されていますが、代謝できる体質にすることも考えた方が良いと思います。

骨格を整えることで基礎代謝が上がります。痩せやすく美しい体型を目指したい人は、体験レッスンを受けてくださいね。

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